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パブリシティ紹介
文芸


そしてベルナは星になった


郡司ななえ


発行日 2002.12.30

日本教育新聞(2003.2.21)
 前作『ベルナのしっぽ』は視覚障害者と盲導犬との愛情あふれる物語。女優の大竹しのぶさんを主演にTVドラマ化されたり、韓国や中国でも翻訳され、国内外で広く親しまれている。さらに『ベルナのしっぽ』を支える会が組織され、アニメーション化するための活動を続けている。本書は、その続編に当たる。前作で描けなかった盲導犬ベルナとの出会いから、その死に至るまでのエピソードを紹介したものだ。
 盲導犬訓練所でのベルナとの出会い、37歳での息子の出産。盲導犬とともに歩んだ生活では、周囲に理解を得ることが大変だった。お店や役所、交通機関で、その都度、犬はダメ、と言われ、盲導犬であることを説明する。許可されたものの、息子を預ける保育園にまで、最初は「犬は犬」と、連れて入ることに難色を示される。
 息子の初めての反抗期、けがを負ったときのことなど、子育てにも思いをはせる。家族の傍らにはいつもベルナが居た。しかし、ベルナは白内障になり、やがて体は衰えていく。息子は「ボクがベルナちゃんの目になってあげる」と言うまでに成長する。
 「入店の交渉続くる我のそば盲導犬はうつむきており」など、エピソードの終わりを短歌で結ぶ。「群青の空突き抜けてきららなる『ベルナの星』われは忘れず」。ベルナとの別れの場面は胸に迫る。

新潟日報(2002.12.26)

 上越市出身で、盲導犬ベルナとの交流をつづった『ベルナのしっぽ』などの著書で知られる郡司ななえさん=東京都在住=が、自らの短歌とともにエピソードを紹介した『そしてベルナは星になった』をこのほど出版した。
 郡司さんは27歳のときに失明。同じく視覚障害者だった夫と結婚し、ベルナに支えられながら長男の出産、子育てを経験した。
 夫、ベルナとの死別というつらい出来事を乗り越えて、前向きに生きる郡司さん。今回は、郡司さんが子育てをしながら作り続けてきた短歌をちりばめ、ベルナとの交流をこれまでと違った角度からつづる。
 現在、郡司さんは盲導犬えの理解を訴えようと体験談を語る「お話しの会」を全国で開いている。
 それと並行して第一作『ベルナのしっぽ』のアニメ化運動も展開。物語は韓国でも話題となり、日韓共同で準備が進められている。

子どもと教育(2003.3月)
 ベランダに月を眺むる盲導犬に声をかくれば尾を振りすり寄る。
 27歳のときに失明した著者は、自らの手で子育てをしたいと白い杖を捨て盲導犬とパートナーを組む決意をする。その盲導犬ベルナとの出会い、長男の出産、長女の出産といつも彼女と一緒にいたベルナ。その最期を看取るまでの13年間の日々を綴った愛の物語だ。随所に短歌が織り交ぜてある。知っているようでまったく想像でしかない盲導犬との日々の生活が、主人と盲導犬が二人で一人(匹)ずつのしっかりとした個性を持っていることを思い知らされる内容。理解なき扱いをされる盲導犬のことを少しでも理解してもらえたらと、ある幼稚園で「盲導犬ベルナのお話し会」が02年末に通産640回を超えている。



さあ、陽気にゆこう2


高石ともや


発行日 2002.1.10

朝日新聞(北海道版)(2002.3.1夕刊)
 著者は空知支庁雨竜町出身のフォーク歌手。ホノルルマラソンに25回連続出場し、日本初のトライアスロン大会では優勝している。アメリカ大陸横断もしており、マラソンが大好きだ。本書は、歌やマラソンを中心に、家族や友人、生き方などをつづったエッセー集。昨年の同時多発テロ後のニューヨークマラソンで生きるエネルギーをもらい、50代のしめくくりに本書の出版を決めたという。
 ホノルルマラソンが、マラソンを苦しむものから楽しむものに変えた。「がんばらなくてもいい。ゆっくり、着実に遠くまで進んでいこう」「自分をほめよう」――。楽しく前向きに、無理せず自分のペースで生きていこうという思いがあふれている、優しく穏やかな笑顔の写真が多く、印象的。読むと、心温まり元気になる。

ランナーズ(2002.4月号)
 ランナーとして、シンガーソングライターとして活躍する高石氏が50代のしめくくりにまとめたエッセイ集。ランニング、歌、生き方まで内容は様々。行き急ぐのではなく、自分を見つめなおし、自分らしく生きていこうという気持ちになる一冊。


きみがアリスでぼくがピーター・パンだったころ


風間賢二


発行日 2002.7.24

現代詩手帖(2002.11月号・大串尚代)
 グリム、アンデルセン、ピーター・パン、オズの魔法使い、不思議な国のアリス。こうした有名な「児童文学」は、それほど意識して探さなくとも、誰しも幼い頃に絵本やアニメで見たことがあるだろう。おそらく大半は、子供向けの簡易版だったかもしれないが。
 では、大人になって、これらの作品をオリジナル版で読み直したという人は、どのくらいいるのだろう――れっきとした、「ファンタジー」という確立された文学ジャンルとして認識している人は?個々の作品は知っていても、それがひとつの系統だった文学伝統に置かれたときの意義に気づくことはなかなか難しい。だがそれに気づいた瞬間、単なる「子供向けの読み物」だったはずの作品たちが、俄然きらめきを増してくるはずだ。このファンタジーの魅力に気づいた人のひとりが風間賢二氏であることは間違いない。
 ファンタジーを読んだことがある人も、とくに興味がない人にも、ぜひ手にとって読んでもらいたいのが風間氏の新刊『きみがアリスでぼくがピーター・パンだったころ――おとなが読むファンタジー・ガイド』だ。13の章がそれぞれ独立した講義となっている本書は、読み通せば風間賢二先生による13時間のファンタジー講義を受けたことになる。
 広く深く大衆文学に親しんでいる風間氏のファンタジー談義は、ドイツ・ロマン主義からはじまり、イギリス・ヴィクトリア朝妖精物語を経て、世紀転換期のアメリカン・ファンタジー、そして英米にまたがるモダン・ファンタジーへと続く歴史的系譜をたどっており、決して奇をてらったものではない。しかし、グリム童話から始まり、ハリー・ポッターで終わる本書は、きわめて啓発的な情報がつまっているのは、本書の大きな特徴だ。
 たとえばアンデルセン童話を日本にひろめた明治の童話作家・巖谷小波の興味は、実はアンデルセンのホモセクシュアリティにあったという。その上で今一度アンデルセン作品を読み直してみれば、「報われない苦しい想い」や「"兄弟"関係を象徴的に描き出している」ことが読みとれるとの指摘は、アンデルセンが持っていた本質主義的な側面へと発展し、この有名な童話作家の持つあやうい側面を写し出す。本書ではそれがファンタジーの持つ妖しさ、あやうさにも繋がってゆく。
 ファンタジーが教訓物語から完全なる娯楽小説へと転化した英国妖精物語は、モダン・ファンタジーの基礎をなしていると解説する風間氏の筆致は軽快だ。絵画からの影響や、挿し絵の重要性、社会背景の分析などの気配りも十分で、これまで慣れ親しんできた(と思い込んできた)『ピーター・パン』や『アリス』への印象を変える読者もいるだろう。
 各章末にブック・ガイドが、巻末にはモダン・ファンタジー・ベスト20が付される。昨今の「ファンタジー・ブーム」でファンタジーに興味を持った人にお勧めしたい一冊だ。

STUDIO VOICE(2002.9月号)

 ファンタジーの定義はいろいろあっても、そもそものところ幻想を語るひとつの物語を語るひとつの物語形式であることに違いはなく、そうである以上、あらゆる種類の剥き出しな妄想を吸い込み続けてきた恐るべきジャンルであることに異論はないだろう。『ハリ・ポタ』の様に安全な空想ももちろん存在するのだが、本来、ファンタジーというひとつの括りの中にはもっと危険かつゲスな妄想が充ち充ちているいるのである。ということを、この一見リリカルで爽やかなタイトルの陰から、本書は教えてくれるのである。ブック・ガイドを一見した時に感じる正統感とは裏腹に、口当たりの良いものを口当たりよく提示するだけではないという意味で、真の入門書と呼べるのではないだろうか。ファンタジーとは、どこからでも入る事が出来るし、どのように味わうことも可能な宇宙なのだ。

信濃毎日新聞(2002.7.28)

 かつて「ファンタジー」という部門を立ち上げた編集者であり、現在は幻想文学評論の第一人者である著者が、ファンタジーの魅力を解説する。
 「おとなが読む」というサブタイトルだけあって、中身は「グリム兄弟は大嘘つきだ!」、アンデルセンは同性愛者で「人魚姫」などの作品には自身の満たされぬ思いが反映したもの、ピーター・パンは「死者の国」から来た邪悪な誘惑者…と、子ども向け読み物で"骨抜き"にされた部分を教えてくれる。


『照れくさいけどありがとう』


不二家ファミリー文化研究所 編


発行日 2004.12.10

ショッパー(2004.12.3)
 いざというとき自分をいちばん支えてくれる「家族」。しかし、私たちはなかなか「ありがとう」の気持ちを素直に伝えることができないでいます。
 12月3日発売の『照れくさいけどありがとう』は、いつもは言えない家族への感謝の気持ちがエッセイという形をかりて表現されています。掲載されたエッセイは、家族をテーマとした活動を行っている不二家ファミリー研究所が一般の方々から募集したもの。お父さんへ、お母さんへ、子供たちへ…など、さまざまな“家族へのありがとう”を50話集めました。
 不二家ファミリー研究所の応援団の一人、C・W・ニコルさんからのメッセージや同研究所が独自に調査した家族についてのアンケートも収録されています。ちょっぴり家族に会いたくなるこの本。あらためて、あなたが伝えたかった家族への「ありがとう」を思い出してみてください。


ビジネス


銀座ママ麗子の成功の教えシリーズ2
『ブランドは遊び心』


高橋朗


発行日 2005.8.15

日刊ゲンダイ(2005.7.29)
 銀座ママ麗子の成功の教えシリーズ第2弾! 今回のテーマは、ヨーロッパで大ヒットした高級ビール「ニョライ」を日本に逆輸入させること。高級ブランドが狙うターゲット像、訴求方法を暴いていく。ブランド創造を楽しく、わかりやすく解説するビジネス・ミステリー。


銀座ママ麗子の成功の教えシリーズ1
『マーケティングは愛』


高橋朗


発行日 2005.6.10

R25(2005.8.26・みきはじめ)
 ビジネス書といわれる書籍は、本当に多いものです。書店に行けばそのために割かれるスペースはかなりのものになっているし、毎月毎月、それこそ湯水のように、発売されています。そりゃあ、今やっている仕事をより深く知るため、変化の早いビジネスシーンに追いついていくため、その類の本に目を通し、理解する必要はあるはずです。
 とはいえ、ですよ。“ビジネススキームにおいて、組織内のナレッジのシェアは重要。ゆえにOJTでリスクヘッジし、エッヂのたった解釈をマーチャンダイズすべきである”と書かれていても、なんのこっちゃいな?となるのが関の山なんじゃないですかね(注:例文はデタラメ)。“読んではみたものの→理解できずに挫折→そのまま放置”というのが、多くの方が経験済みのビジネス本とのお付き合いなのでは?「読まなくても、とりあえず仕事はできる」。ま、確かにそうですが、サクッと読めて理解を深められるビジネス本があればいいじゃないですか。いや、あるんですけどね。
 そんなわけで、ご紹介。『銀座ママ麗子の成功の教えシリーズ』(現在全5作中第3弾まで刊行)です。一言でいうと、“小説風ビジネス本”。中味は、――外資系のコンサルタント会社に勤めていた麗子ママ(美人)のお店「蝶々」には、広告代理店のマーケター、化粧品会社の部長…など、ビジネスの悩みを抱えた人々がアドバイスを求めて集まってくる。麗子ママをはじめとする「蝶々」のホステスたちは、彼らにビジネスのヒントを与え、問題解決へと導いていく――というの物語。その中でビジネスを解説していくわけです。
 さっそく読んでみました。う〜ん、男の子の多くがゲームや漫画を通じて自然に歴史を学んでいくのに似ているかも。結構、頭に入って来やすい感じです。
 難しいことを難しく学ぼうとして挫折するよりも、難しいことを簡単に学んでモノにした方が、よっぽど良いわけで。本書をオススメする次第です。

石鹸日用品新報(2005.6.15)

 銀座のクラブ「蝶々」のママ・麗子が「売れない謎」を解明していく、ビジネス・ミステリー仕立てになった20〜30代向けのマーケティング入門小説。ママとビジネスマンのやりとりを通じて難問を解決し、新たなプロジェクトを立ち上げていく小気味よいストーリー展開は、まさに新感覚のビジネス書である。
 マーケティングのポイントが、抽象的な理論ではなく、具体的な事例として理解でき、従来の理論を覆す、今の時代にあったマーケティングの方法を紹介。巻末には本書のポイントと連動した新世代マーケティングの鉄則も紹介している。



『未来予測小説 2010』


高橋朗


発行日 2005.7.7

日刊ゲンダイ(2005.7.29)
 ウェブの発達にともなう「コミュニケーション」の変化をテーマに、「ブログ」の最新事情から2010年の未来社会を予測して描いたのが本書だ。
 小宮山真治(26歳)は、一日中ブログを読んで書き込みする「読み屋」。背景には「自分のブログを誰も見てくれない」と不満を持つ人が、2008年に3000万人を突破したことがある。
 会社をリストラされその退職金を元手に株式投資で200億円の資産を築いた藤田新太郎(52歳)は、「究極のセコセコ投資術」というブログを運営。その一方で、社会貢献に目覚めていく――。
 登場人物は10代から50代までの16人。各世代それぞれが問題意識を持ち、働き方や生き方を真剣に考えている。そして、未来社会の「コミュニケーション」がなされていくのだ。
 著者は新進気鋭のマーケターで、巻末には本文中の「未来予測キーワード20」も掲載。次世代ビジネスヒントがつかめる一冊である。


―求人サイトで採用革命―
「できる人」の気持ちを動かす採用術


稲葉美乃 監修


発行日 2003.11.3

人材ビジネス(2004.3月号)
 世の中には多くの求人サイトが溢れているが、企業にとっては、その求人広告費はばかにならない。
 しかし、各媒体には大きな違いはなく、「採用が仕組みの活用へと変わった」と著者は言う。つまり、企業側がサイトの違いや効果を理解し、選ぶ時代に入ったのだ。
 求職者が最も重視するのはサイトのトップページ、しかも「職種」である。そのため募集広告では、求職者がどの職種を検索してくるのかをよく考えて職種コードを最適化しなければならない。また、オプション料金は露出度の高いものから高く設定されているが、お金を払えば求職者が集まるものでもない。大量募集したいのか、未経験者も含めてよいのか、ベテランだけが欲しいのか。条件によってオプションが果たす効果は違うことを意識しなければならない――。
 代表的な各求人サイトの特長を挙げながら、募集企業の特性に合ったサイトの使い方を示している。
 どうすれば採用活動のムダを省けるのか、著者が的確に教えてくれるノウハウ本である。



―ジョー・コーポレーションのユニークな経営戦略―
急成長の"なぜだ!"


廣末好彦


発行日 2004.1.10

愛媛新聞(2004.1.18)
 副題の「ジョー・コーポレーションのユニークな経営戦略」の副題が示すとおり、松山に本社を置く建設会社の成長の秘密に迫る。
 「不況でも伸びる会社は何をやっているか」「本当に伸びる会社はここが違う」「社員の迷いを解消し、『やる気』を高める」―目次には、刺激的な言葉が並んでいる。
 建設業界は構造不況業種と言われる。同業界ばかりでなく、組織革新を目指す経営者らには、何らかのヒントになるだろう。

日刊ゲンダイ(2004.2.20)
 この不況下で、建設業で目覚しい急成長を遂げている会社があるという。愛媛県松山市の建設会社・ジョー・コーポレーション社は4年間で100億円の増収を実現した企業。このユニークな経営・販売戦略に迫り、成長の秘密を明らかにしたのが『急成長の"なぜだ!"』。同社は新入社員から管理職まで徹底した人材育成を行い、個性あふれるマネジメントで経営改革を推進。「学習する組織づくり」と「基本に忠実な組織づくり」について具体的な戦略を示しながら成功する会社づくりを伝授してくれる。

建設通信新聞(2004.2.6)
 不況でも伸びる会社の条件とは何か――。最近4年間で100億円の増収を実現した建設会社のジョーコーポレーション(JOW社、愛媛県松山市)を取り上げ、急成長の秘密を探る。
 現社長の中岡大起氏が入社した1988年当時の売上高は8億円。これが03年には207億円にまで拡大する。所員約400人。将来的には売上高1000億円をめざす急成長企業である。
 経営方針を公共主体から民間分野に切り替えた同社は、徹底した人材育成を断行する。「会社は人で伸びる」ことを何よりも熟知した判断からだ。採用は一切妥協しない。入社後の社員にはオリジナル手帳を活用したセルフマネジメントを徹底し、個の能力を引き出すことに注力している。
 著者は、急成長の要因をこう分析する。「社員の自己管理能力を鍛え、成長を促している」「顧客満足を追及し、お客様から学ぶ姿勢を忘れない」「売る力を伸ばす努力をしている」「変化を先取りし、他社の成功事例をベンチマーク(基準点)としている」
 いわば学習する組織、基本に忠実な組織という経営理念を、全社員が熟知している点が同社の強みになっている。不況の影響で業績が伸び悩んでいる経営者や、生き残りに向けた次なる一手を模索する経営者にとって参考になる一冊であろう。
 ここから浮かび上がる急成長のキーワードは、どの企業でも努力次第で真似のできるモノばかり。全社員に学ぶ姿勢を徹底している同社の成功事例を、ぜひ学んでみてはどうだろうか。


ビジネス菜根譚 一言が変える仕事力


川井十郎


発行日 2004.7.7

日刊工業新聞(2004.7.12)
 菜っ葉の根を噛んで暮らすような質素な生活が、現代のサラリーマンを救う?
 本書は中国の古書「菜根譚」をベースに、悩めるビジネスマンへの処世訓を著す。17世紀中国の高級官吏、洪自誠によって記された「菜根譚」。その根底には、儒教、道教、仏教が融合した柔軟性に富んだ思想がある。儒教に比べ、より生活に密着した教訓が特徴的。
 その教えに従い、「働き方上手になるためには」、「人間関係上手になるには」、「生き方上手になるためには」など、現代の処世のヒントを提示する。
 「人常に菜根を咬み得ば、すなわち百事なすべし」のごとく、デフレの時代だからこそ見つけ得る精神の豊かさについて考えるきっかけが本書には詰まっている。


国産はじめて物語


レトロ商品研究所編


発行日 2003.2.20

特選街(2003.5月号)
 電気洗濯機にウォークマンにカーナビ……。日本が誇る数々のヒット商品誕生の裏には、感動的な秘話や意外なエピソードがあるものだ。NHKの名物番組『プロジェクトX』は、そんなドラマをみごとに映像化して、多くの人の支持を集めたが、この『国産はじめて物語』も、『プロジェクトX』とは一味違うスタイルで、ヒット商品にまつわるドラマやエピソードを教えてくれる。
 基本は「幅広くシンプルに読みやすく」といったところだろうか。1870年のビールから1997年のハイブリッドカーまで、計56アイテムは取り上げられているのだが、すべてを3ページずつで簡潔に紹介したうえで、それぞれに当時の時代背景を説明したコラムが付けられている。各3ページしかないから、あまり詳細な解説はできないし、少々底が浅すぎる気もするけど、このわかりやすさは魅力だ。興味のある商品からランダムに読めるので、通勤電車の中などで気楽に読むのにぴったりだ。

Memo 男の部屋(2003.5月号)

 サブタイトルで「世界に挑戦した日本製品の誕生秘話」とある。ページをめくると、なんと「坂本竜馬も靴を履いていた」1870年(明治3年)から始まり1997年のハイブリッド・カーまで、文明開化以来、130年間にわたる欧米型国産モノ文化と生活史を年表でみせてくれる。かつて日本のモノづくりは外国製品の真似といわれた。しかし本書でとりあげられた60余点のメイド・イン・ジャパンはどれも創造的改良によってリファインされ、その時代のエポックを築いた優れモノである。誕生秘話では関係者のモノ創りにかける執念が伝わってくる。

Goods Press(2003.6月号・NUKADA Ryuichi)

 イラク戦争に触発されたわけではないが、第2次世界大戦後、アメリカの占領下におかれた日本が、世界有数の技術・経済大国と呼ばれるまでの歴史をあらためて振り返ってみた。
 日本のモノ作りというのは、元々"モノマネ"から始まった、といっても言い過ぎではないだろう。最近では逆に日本の商品が真似されて困っているが、日本の急速な技術発展の秘密は単なるコピー商品に終わらず、そこをステップとしてさまざまな技術を生み出していった点にある。たとえば、日本独自の商品として日本語ワープロがある。これは英語圏で古くから使われているタイプライターのように、コンピュータ技術を使って漢字やひらがな、カタカナを自由自在に印字できないものか?という発想から生まれたモノ。今では当たり前のようにローマ字入力でキーボードを使っているが、漢字変換などはまさに日本が生み出した独自の技術である。
 そんな日本生まれの商品の歴史や誕生秘話をまとめた本が「国産はじめて物語」だ。カラオケやウォークマンなどはもちろん、「これが国産だったの!?」というモノにも巡り会える。


国産はじめて物語part2


レトロ商品研究所編


発行日 2004.7.7

日刊ゲンダイ(2004.7.13)
 即席麺の第1号チキンラーメンや、一般家庭用電卓のカシオミニ、今や世界160の国々で愛用されているオートバイのスーパーカブなど、日本が"モノづくり大国"として築いてきた歴史に燦然と輝く商品たち。
 これらの誕生にまつわる秘話を詳細なデータと開発者の声でつづるのが、ナナ・コーポレート・コミュニケーション刊「国産はじめて物語part2」。エポック社の野球盤やタイトーのスペースインベーダー、日産のスカイライン2000GTなど、われわれの青春時代を彩った懐かしい商品30点が取り上げられている。戦後間もない1950年代から高度経済成長絶頂期の70年代という昭和の黄金期を飾った商品をピックアップ。「part2では開発や販売の経緯をより深く取材し、ヒット商品を生み出した企業の特色や発案者のモノづくりに対する姿勢などにもスポットを当てた。これは平成の商品開発やマーケティングにも大いに参考になるはず。」と担当編集者の市川有人氏。
 経済大国日本の原点を見つめ直す一冊だ。

特選街(2004.9月号)
 日本が生んだヒット商品の数々を、その誕生秘話と時代背景をからめて紹介した『国産はじめて物語』の第2弾が早くも登場した。
 今回ピックアップされたのは、日本が最も活気にあふれていた1950〜1970年代のヒット商品30アイテム。ダイハツ・ミゼット、日産・スカイライン2000GTといった大物から、チキンラーメン、ボンカレーなどの食品、さらには、ごきぶりホイホイまで、名前を聞いただけで思わずページを開きたくなるものばかりだ。前回に続き、「各商品5ページに時代背景1ページ」というコンパクトな構成になっていて、読みやすい。


黄金のおにぎり


高橋朗


発行日 2005.2.4

R25(2005.2.10)
 脱サラして念願のおにぎり屋をはじめた森山正太は、開店3カ月で早くも破産寸前になってしまい頭を抱えている。そんな折、妻の直子との会話で、あるアイデアを思いついた彼。さっそく試してみると、おにぎりの売上が伸びてきた。さらにバイト嬢のアイデアによるおにぎりのキャラクター化で、売行きはますます加速して……。ブランディングの基礎が楽しく学べる実用小説。

近代食堂(2005.4月号)
 多々あるビジネス書の中でも、小説風にまとめられている1冊。ビジネス書は難しすぎるという人や、理論的すぎてなかなか現実に当てはめられないという人におすすめしたい。
 内容は、店づくりにおけるブランド戦略について。その基礎を網羅しつつも、誰にでもわかりやすく、楽しく読めるように、登場人物のイラストも交えながら物語は進んでいく。
 小説の舞台は、主人公・森山正太(53歳)が、脱サラして妻と二人で開業したおにぎり店『黄金にぎり』。正太が、周囲の人々の知恵を借りながら、店のキャラクターやイメージソングを作ったり、新商品を開発したり、独自の販売促進活動を展開しながら、店を大きく発展させ、ブランドを確立するというサクセスストーリーとなっている。
 開店後、お客がまったく入らず、破産を危惧した正太が最初に改良したのは、包装紙と手提げビニール袋を、ダサいものから、妻がデザインした女性好みのものに変更したこと。この成功で、正太は「お客は、商品を買うだけでなく、商品を含めたサービス全体を買っている」ということに気づく。
 こうしたポイントは、小説の中で主人公に気づかせたり、解説を加えながら、各項目ごとに「ここがポイント!」と題した囲み記事にまとめ、より詳細にブランド戦略を説いているのも特徴だ。
 楽しく、一気に読み通した後には、ブランド戦略とは何かがしっかり理解できていることだろう。


『上場させる組織と人材』


和納勉


発行日 2005.4.8

フジサンケイ ビジネスアイ(2005.4.18)
一読して浮かんでくる言葉は、「演繹と帰納」だった。
 株式上場という大きなテーマに、七人の経営者がどう取り組んできたかがまず解き明かされる。
 その七社は、貸衣装店から総合結婚産業を創造した「ワタベウェディング」(京都)、技術系人材派遣業の「メイテック」(東京)、一皿100円で一定時間が過ぎたら廃棄する回転ずしチェーンの「くらコーポレーション」(大阪・堺)、不動産オークションの「アイディーユー」(大阪)、専門店支援ポータル(玄関)サイトを立ち上げた「ビービーネット」(大阪)、パソコンと周辺機器の早期納入、的確なアフターサービスを確立した「ダイワボウ情報システム」(大阪)、カラオケ、ビリヤード、ネットカフェ、卓球、バスケットボールなど何を遊んでも15分100円の会員制複合インドアレジャー施設を作った「ネクストジャパン」(大阪・吹田)。  業務の説明だけで想像力をかき立てられるだろう。
 そして、総合人材サービス会社の経営者でもある著者の結論(帰納)は、「経営者の要諦は人」に落ち着いた。


月刊店舗(2005.7月号)
 成功企業社長のインタビュー集『上場させる組織と人材』が、ナナ・コーポレート・コミュニケーションから発刊された。本書は、ワタベウェディング、メイテック、ビービーネット、ネクストジャパンなど、最近株式公開に成功した、注目されている7社の経営者に取材し、上場させるための「人材戦略」「経営戦略」をまとめたもの。
 会社を伸ばすためには戦略が大切だが、「社員」の力も重要である。理屈だけで経営はできない。手作りの人材育成、社員の心を動かす熱いビジョン、仕事を楽しむ企業風土、諦めないチャレンジ精神の共有など、社員が一丸となる環境づくりが大切だと本書は説いている。
 インタビュアーである著者自身も、2001年に人材紹介会社の「クイック」をジャスダックへ上場させた実績をもつ人物で、6万5000社をを超える企業の採用を見てきた経験から、特に「ヒト」の側面から成功企業を作るためのノウハウへ切り込んでいる。
 これから起業を考えている人や公開予備軍の経営者は必読の一冊。経営者に共通する人事、 採用の悩み、経営のビジョンを共有させることの難しさなど、参考になる話題が満載。


趣味・実用


無敵の俳句生活


俳筋力の会編


発行日 2002.6.20

文芸春秋(2002.10月号)
 俳筋力の会編『無敵の俳句生活』は60年代、70年代生れの若手作家たちが執筆している俳句入門書。注目したのは第5章「俳句総合誌にだまされるな!」である。現在刊行されている8誌を爼上にのせて、忌憚ない批評を加えている。青嶋ひろのの司会・構成、5人の作家が匿名で参加する。「俳句」「俳句研究」には比較的好意的なのだが、他誌には厳しい。
 「俳句朝日」には「変な小特集が多すぎる。ポリシーがないのに情報量が多すぎなの」。「俳壇」には「句集の自費出版で有名な本阿弥書店の雑誌。本阿弥から句集を出版した俳人は作品がもれなく載りますね」。「俳句四季」には「古参雑誌のわりに存在感薄し。『ふるさと美味紀行』とか『日本の祭』とか全体的にほのぼの」。なかなかに手厳しい。俳句総合誌が批評の対象になるということ自体忘れられていたところがある。このような企画があったからといって、すぐ総合誌の状況がよくなるとは思わない。希望はない。が、この総合誌の水増し水ぶくれ状態を必要とし、許しているのが現在の俳壇であるということを改めて見つめさせてくれる企画であった。

俳句朝日(2004.10月)
 今泉康弘・大屋多詠子・如月真菜・五島高資・高山れおな・田島健一・千野帽子・中岡穀雄・中村安伸・青嶋ひろのの10人で構成された執筆グループを俳筋力の会と称している。それぞれ俳人として活躍されているので、俳壇に精通したガイドブックといった印象が強い。グループ名にしても、タイトル名にしても「現代」を感じさせるものがある。今時の俳人をターゲットに絞ったというものということを強く感じる。本書は、そういった線で企画・刊行されたものであろう。
 決して俳句の入門書などでない。それだけ高踏的な内容であり、目線を初心者の目線に合わせていない。執筆者独自の俳句観を織り交ぜた「現代俳句必携書」であり、俳句歴10年以上の俳人必読書のような気がしてならない。また、魅力的な俳人像が活写されているのも嬉しい。

俳句(2003.1月号・山田真砂年)
 この少々風変わりな題名を持つ本は、俳句入門書であるが、これまでの入門書とはだいぶ趣が違う。前書きに「この本はまず『俳句に出会う』、そのきっかけになることだけを目的に、若い俳人たちが作った本だ」とあるように、俳句以前の人達、「句は難しそうだ」「俳句なんて古くさい」という食わず嫌いの人達に向けた入門書である。本書を一読すれば、俳句という未知の世界の概要が見えて来て、安心して最初の一歩を踏み出せるであろう。また、執筆者は、「俳筋力の会」という1963年から1976年生まれの新進気鋭の俳人達であり、結社も俳句に対する考え方も各人各様なので、「こうすべきである」といった押し付けがましさがない。読者は自分にあった方法、考え方を選択し窮屈な思いをせずに俳句を始めることが出来る。全体の構成や司会等は、おもに青嶋ひろのが担当している。
 第1章は「俳句に魅せられた人々」と題して、中原道夫、正木ゆう子、岸本尚毅、穂積茅愁、筑紫磐井という今をときめく俳人達を、俳句との出会い、俳句に対する想いなどを交えながら魅力的に紹介している。
 第2章では、「句会にハマる」と題して、新鋭俳人の青山茂根、如月真菜、五島高資、高山れおな、田島健一、中村安伸各氏の句会をリアルに誌上に再現して、楽しい雰囲気を伝えている。
 そして、俳句の始め方と俳句をより楽しむには、第3章、第4章の「結社はパラダイス?」「俳人と呼ばれたい!」を読めばよい。俳人、俳句関係者からの貴重なアドバイスがある。
 第5章「俳句総合誌にだまされるな!」は、座談会形式で、雑誌名をあげ各誌について率直な所見を述べている。
 第6章では、「始めるならこれを読め!」と題して、中岡毅雄、千野帽子の両氏がそれぞれの角度から10冊ずつを選んでいる。俳人として、一度は読んでおきたい好著が紹介されている。
 第7章の「俳句用語基礎の基礎」では「切れ」「季重なり」から「同人」「主宰」「結社賞」など、俳人以外には馴染みのない用語が、簡潔明解に書かれている。
 第8章は、「入口の100句」。気鋭の俳人達が「まず読むべき俳句」として、子規以降の俳句の中より、百句を厳選して解説している。俳句を始めるきっかけとなる運命の一句が見つかるに違いない。
 全編を通して、軽快なリズムのある文章は豊富な語句の注釈に助けられて、一気に読ませるだけの面白さがあり、読了後はまさに「俳句生活スタート時点でのあなたは"無敵"だ」を納得させられる。


増殖する俳句歳時記


清水哲男


発行日 2002.8.10

東京新聞(2002.8.11)
 どの歳時記の掲載句にも玉石混淆が目立つ。背景には編集者の結社意識や怠慢がある―と思い立った詩人が1996年に始めたインターネットのホームページを本にした。秀句一句を毎日取り上げ、簡潔な鑑賞文を掲載してきた"電脳歳時記"は、通算120万のアクセスがあるという。一茶、芭蕉から、渥美清、柳小三冶まで、きょうの一句が楽しく並ぶ。

ことし読む本「いち押しガイド2003」
 一読者からすれば、歌壇、俳壇、詩壇という実作者の集合体は、得体の知れない存在だ。壇の内部の人間による選集は、時にジャンル内の政治力学や流派への配慮が働いているのではないかと、妙な勘ぐりを入れたくなる場合もある。ややこしい関係は取り払って、作品そのものの面白さを好き勝手に味わいたい。そんな人に薦めたいのが、詩人の著者がインターネットのサイトに書き綴っているコラムを精選した本書である。対象は俳句だが、俳人はもとより、泉鏡花、柳家小三冶、渥美清、五所平之助といった多士済々の面々が並ぶ。句の解説も、軽快にして鋭敏。ネットの強みを十二分に生かした最も旬の歳時記である。

日刊ゲンダイ(2002.10.28)
 96年、詩人・清水哲男が一日一句、著名俳人から写真家、俳優などが詠んだ秀作を取り上げコメントを書くホームページが開設された。著者の名物解説は、6年間で通算120万ヒットを数えさせた好評ぶり。本書は、人気サイトの366句を厳選しまとめた本。〈岩手けん岩手ちょうあざ鰯雲〉11月11日の句。音韻の利いた言葉遊びの句に、いつか見た岩手の青空を思い出すという。俳句の作者と収録本の解説付き。巻末には初句・季語索引も付録した。


Stay Gold(フィギュアスケート編)


松岡修造


発行日 2003.4.15

Number(2003.6.12)
 昨年のソルトレイクシティ五輪で、日本選手に声援を送る松岡修造の姿は、滑稽に見えるほど生真面目で必死だった。しかし、決して演じているわけではない。現役時代、テニスのためならどんな妥協も許さず努力を惜しまなかった松岡は、いつしかつけられた"熱い男"との異名通り、応援にも常に全力投球である。
 そんな松岡が日本スポーツ界に熱い声援を送るべく、期待のアスリートたちと繰り広げる対談集が、この『Stay Gold』だ。今回のシリーズ第1弾では、日本女子フィギュア界を代表する7人の本音と素顔に迫った。
 「僕自身、フィギュアがすごく好きだというのが、まず最初にこの競技の選手たちを取り上げた一番の理由ですね。アメリカにいる頃、テレビでよく見ていたんです。とてもエンターテインメント的要素が強くて、ただ勝った負けたというだけではない楽しさを感じていました。日本ではなぜこのスポーツをもっと魅力あるものにできないのかなと前々から思っていたんです」
 対談した選手は、村主章枝、荒川静香、恩田美栄、中野友加里、太田由希奈、安藤美姫、浅田真央……今シーズンの全日本選手権で上位7人に名を連ねた、将来の有望株たちだ。
 「全日本での成績はたまたま重なっただけで、人選に際しては、それぞれ何かキーワードを持っていることを重視しました。"4回転ジャンプ"であるとか"表現力"だとか」
 7人のうち最年少は12歳。これほど若い選手のインタビューで言葉を引き出すのは困難で、どうしても一問一答になりがちだが、対談では35歳の松岡とかなり突っ込んだ内容の会話が成立している。
 「年齢の差はまったく意識せずに向き合ったつもりです。いつもテニスのジュニアキャンプなどで子供たちと接するときも、一選手としてつき合っていますから、そのあたり、別に苦労はなかったですね。唯一、気をつけたことは、うわべだけのやり取りにならないように、ひとつの答えに対して『どうして?』『何が?』『どんなふうに?』というようにどんどん踏み込んでみたことです。選手にとってはキツかったと思いますよ(笑)。みんな、ウッと一瞬言葉に詰まるんです。でも、自分にもう一度問いかけてから出てくる言葉が興味深かったですね」
 7人それぞれの個性が存分に引き出されているのは、"テニスがうまくて楽しいお兄さん"と"ちょっと嫌なインタビュアー"を絶妙にミックスさせた成果だろう。彼女たちのフィギュアに対する純粋さ、健気さが随所に表れていて、選手同士が刺激し合いながら切磋琢磨している様子も自然と伝わってくる。
 同時に、彼女たちの置かれた環境が決して恵まれてはいないこと、トレーニングひとつとってもかなり改善の余地があることなどの課題もまた、くっきりと浮かび上がってくるのである。
 「確かに僕も驚かされるほどの悪環境でした。それは、今後フィギュア界だけでなく、日本のスポーツ全体で改善していかなければならない問題です。でも、それはそれとして、この本で伝えたかったことは、そんな中でもがんばっている選手たちの一途さです。だから、彼女たちと同世代の子たちに読んでもらいたいですね。世界を目指して毎日がんばっている姿を見て、私と同い年なのにこんな考え方してるとか、こんなこと言ってるというふうに、目標が生まれればいいなと思います」
 若者たちへ、松岡のエールは続く。


北斗占い-紅星天喜占命学による姓名判断-


伊藤邦夫(雅名 国雄)


発行日 2002.11.7

日刊工業新聞(2002.11.4)
 占命術の中でも姓名判断は占法、術法が多い。本書は姓名判断と、中国最古の占いである紫薇斗数推名学を40年にわたって研究してきた著者が創始した「紅星天喜占命学(べにほしてんきせんめいがく)」を総括する。
 姓名判断のほとんどは、総画数で吉凶を決める。だが、紅星天喜占命学は単純に一点から観測するのではなく、いわば"三角測量"を用いて姓名に宿る37の星の中から一つを求め、運勢と吉凶を分析する占法。
 やや複雑な手法も必要とされるが、著者が「姓名、総画数そのものには吉凶がない」と断言しているように、基本的にポジティブシンキング。「改名は最後の手段」とする。

ダカーポ(2002.12.18号)
 姓名判断のほとんどは、姓名の総画数で吉凶を決めるものだが、人生はそう単純なものなのか、という疑念が著者の出発点。著者が始めた占星術による姓名判断は、3つの角度から、姓名に宿る星を割り出し、吉凶や運勢を占う。本書はその具体的方法や、田中真紀子、鈴木宗男、長嶋茂雄など有名人の運勢を掲載。なるほど……。


Herbs for Pets ペットのためのハーブ大百科


メアリー・L・ウルフ-ティルフォード、グレゴリー・L・ティルフォード著/金田郁子訳


発行日 2004.9.27

文化通信(2004.8.9)
 ナナ・コーポレート・コミュニケーションは9月20日、『Herbs for Pets ペットのためのハーブ大百科』を発売する。
 精神、身体、霊性、環境の調和を図り、ペットの健康を目指す「ホリスティックケア」を実践するためのガイドブックで、初の翻訳本。米国では獣医、ブリーダーなどのペット専門家や熱心なペット愛好家など、幅広い層に支持され、全米で70万部を突破した。
 日本でもペットブームが高まる中、ペット関連本がいろいろ発売されているが、「ペットのためのハーブ治療」に特化した本は初めて。109種類のハーブを解説し、ペットの餌にどのハーブを混ぜて食べさせればよいか、ペットの症状からも引くことが出来る。

COURIER(2005.春号)
 大切なペットが病気になったとき、あなたはどうしますか? 無条件の愛で慰められ、人生に大きな喜びをもたらしてくれるペットのことを考えると、目先の治療で終わらない“ホリスティックなケア”が必要です。精神(Mind)、身体(Body)、霊性(Spirit)、環境(Environment)すべての調和をはかることで、ペットの真の健康を考えませんか。
 現在、動物が昔から植物で心身を癒していたことに注目し、調査や研究が進められています。そんな、古来から活用されてきたハーブは、もちろんペットの健康維持にも大きな役割を果たしてくれるのです。ハーバリズムの原理と実践から、ホリスティックな健康を目指す自然食について、ハーブ学、動物へのハーブ利用など、今すぐ役立つ情報が盛りだくさん。日本ではあまり馴染みのなかった、ハーブのペットへの利用方法を分かりやすく紹介してくれます。
 全米で30万部を突破した、話題のホリスティックケアを実践するためのガイドブック。愛するペットのために、あなたもぜひ。
 
 
 
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