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こんたん

杉澤和哉

【判型】
【頁数】
【価格】
A5変型判
312頁
定価(本体1000円+税)
ISBN978-4-901491-67-9 C0095
 
 
編集部

このわしを前にして、歩ける闇夜があると思うな!
――よし、これを決め台詞にいたそう


次々と惨殺される江戸城下の繁忙商家。
その捜査に任命されたのは……
天下の無責任男・舞田慶之進!


STORY

 時は享保、徳川吉宗の治世。勝手気ままで大の女好きである舞田慶之進は、突然北町奉行所の与力へと昇進する。周囲が猛反対する中、本人はまったく意に介さない。

 そんな折、「世直し一念党」なる謎の集団が、江戸城下の繁忙商家を次々惨殺するという事件が起きる。捜査を任命された慶之進だが、いつものように岡っ引きの朋吉、怪僧・修禅らと酒を呑んではどんちゃん騒ぎ……。

 一方、呉服屋の色男・原太郎(原太夫)が大八木道場の一人娘・葉月に恋をしてしまう。しかし、葉月は「剣で自分を負かした者でなければ夫にしない」という信念を持つ、いっぱしの武芸者。剣などまったく扱えない原太夫は途方に暮れていた。

 傘張り浪人の主左介(実は吉宗の隠密)に助けられながら槍の特訓を受ける原太夫だったが、慶之進たちに笑われるばかりだった。

 そんなある日、御前試合が行われることが決まる。江戸中から腕利きの剣客たちが集まり、葉月や原太夫も参加することになった。だが、そこには一念党のある陰謀が隠されていたのだった――。

 果たして慶之進は陰謀を食い止めることができるのか? そして、策略が策略を呼ぶ、誰もが予想しない「こんたん」とは一体!?

著者:杉澤和哉(すぎさわ・かずや)

 1973年、北海道釧路市生まれ。ウェーター、講師など職を転々としながら現在はバーテンダー。しかしながら下戸。
  時代劇との出会いは小学生のころ。テレビのスイッチを入れたとたん、やおら「御免!」とえらい剣幕で侍が斬りかかってくる場面に出くわして大爆笑。以来、テレビ時代劇や時代劇映画にはまる。『座頭市シリーズ』で、馬に引きずられる座頭市を見てから、「やってる本人は真剣だが笑ってしまう」シーンを探すのに夢中になる。「先生!」と呼ばれて登場し、あっさり斬られる用心棒を演じるのが人生最大の夢。
  20歳ごろから本格的に小説を書きはじめ、地元のホームページに原稿を載せたことがきっかけとなり、『こんたん』『さしがね』でデビュー。スイーツをこよなく愛し、散歩も趣味だが無類の方向音痴。夜半に迷い、オリオン座を頼りに帰宅した経験を持つ。座右の銘は「オハギはのどごし」。


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